





柴田 ケイコ 作 / 手紙社
イラストレーターとして活躍している柴田ケイコさんのはじめての絵本です。めがねに焦点をしぼった、全国の、全世界のめがねさんへ捧ぐ絵本です。
めがね屋をいとなむめがねこさんは、どんな動物の顔にもフィットし、どんな要望にも応えられるめがねをつくれる腕利きの職人さん。直すことだってもちろんお手の物。帰りのおそいくろねこのお父さんのためには夜道でひかるめがねを作って差し上げます。
そんなめがねこさんがめがねを作りながらうたた寝しているすきに3人組の小さなどろぼうがやってきて…。
深い事情のあるどろぼうのためにめがねこさんが一肌脱ぐお話です。
森のなかにあるというめがねこさんのお店はなんだかとてもおしゃれ。赤い屋根のめがねの形をした窓のついた、赤いポストのある一軒家。とても素敵なめがね屋さんなので、実際にあったらいいなあと思えるほどです。
調布にある紙モノを得意とする手紙社さんが出版していますので、絵本の作りにこだわりを感じます。
読み聞かせなら小さなお子さんから、年齢問わず全世界のめがねさんにおすすめです。