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松本 巌 文 堺 直子 絵 / 小さい書房
帯にある「本当は奪われているのかもしれない、と僕は思う」。ドラム缶に頭を突っ込んだ表紙のイラスト。一体それらは何を意味しているのか。
謎に包まれた絵本ですが、読了後にはきっと自分を振り返るきっかけになります。
少し迷っただけなら、新しい靴を履こう
少し挫けそうなら、新しい本を読もう
毎日のわずかで小さな変化。誰かにいうほどではないけれど、助けがほしいとき。そして、奪われているかもしれないと感じる瞬間。
スマートフォンに釘付けで電車の風景を失っていく大人たち。携帯ゲーム機に夢中で目の前に広がる感動を逃してしまう子どもたち。
この本をひらくことで、歩くはやさで、生きることをもう一度考え直せるかもしれません。
ちょっとだけ疲れた大人の方におすすめします。