







谷口有佳 文 ・ 日下明 絵 / repair
絵と音と言葉のユニット「repair(リペア)」さんによるリトルプレスです。
架空のことわざをテーマに、20タイトルの作品が収録されています。
それらはまるで自分のための「まじない」のような…不思議なことばと絵たちです。
「左ポケットに黄昏を」「よるべなき道の月灯り」など架空のことわざとそれにまつわる架空のエピソード。言葉の末路から静寂の世界に迷い込んだような気持ちになり、そこには見えない、でもあるかもしれないものを想像してしまう不思議なイラストが隣に広がります。
効率的で役に立つものばかりを蒐集してしまうこの世界の日々に、なにか空白を感じさせる一冊です。
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repair
絵と音と言葉のユニット「リペア」。「こわれたら、はじまり」をテーマに、クラシカルで静かな音楽は開放感と閉塞感の両面を持ち、つめたくあたたかい。リペアは音楽だけでなく、絵本の制作や個展等も行い活動する。
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