谷川俊太郎 作 ・ えがしらみちこ / 講談社
谷川俊太郎さんの詩集『子どもたちの遺言』(2009年)に収録された詩が、えがしらみちこさんのイラストを添えて絵本になりました。
卒業の絵本だけど、いつ読んでも誰が読んでもいいような気がします。
一度読んだだけではすとんと入りきらなくて何度も考えてしまうのもいいです。
10代の人々にとって「ありがとう」と素直に言うのはおそらくは難しいことです。
谷川俊太郎さんが書いたこの詩を、10代の子どもたちがどのように受け止めてどのように咀嚼するのか、気になります。
個人的には『しんでくれた』(谷川俊太郎・塚本やすし/佼成出版社)をふと連想する一冊です。
初版刊行:2021年3月1日
size:AB
ページ: 32p