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安東みきえ 文 吉田尚令 絵 / アリス館
はじめての冬をむかえたこねずみが池のふちで泣いていると、「なくのは やめてよ」ときんぎょがあらわれます。金魚はこねずみが泣いている理由をきくと、それはこねずみが嫌われたからではないと何度も諭すのでした。そんな話をしているうちに金魚とこねずみはすっかりともだちになり翌日も会おうと約束するのですが…
安東みきえさんのすーっとあっという間に世界に引き込むテキストと、吉田尚令さんの繊細でかわいい絵が絶妙なコンビネーション。金魚のヒレが、こねずみの涙が、いきいきと動いているようです。
『星につたえて』に続き、相手を思うやさしさがつまったとっておきの絵本です。
サイズ:22×29㎝
ページ:32p