麻生知子　作・絵　／　福音館書店 画家で絵本作家の麻生知子さんのデビュー1作目の絵本。大晦日からお正月の朝にかけての1日を、こたつの真上から定点観測するという画期的な構図の絵本です。家族の集まるこたつという場所を中心に、それぞれがどんな動きをして交流しているのか想像するのも楽しく、大人のみなさんは実家の思い出の記憶と照らし合わせながら読む懐かしい感じのする内容になっています。 こたつでは朝ごはんを食べたり、おせちをつくったり、絵本を読んだり、お菓子を食べたり、だらだらしたり、年賀状を書いたり。今はこたつのある家が少なくなってきているのでお子さんたちには新鮮に映るかもしれません。 団らんという言葉がふさわしいあたたかな冬の絵本です。 初版刊行：2020年11月 ページ ：32p サイズ： 26cm×26cm