




香山美子 作 柿本幸造 絵 / ひさかたチャイルド
初版は1981年発行。2017年の時点ですでに120刷をこえている大ベストセラーの絵本がこちらです。
うさぎさんはしっぽのついた、いすをつくりました。野原の木の下において、だれでも座れるように「どうぞのいす」というたてふだをつけました。
最初にやってきたのはロバさん。どんぐりの入ったカゴをどうぞのいすにおくと、くぅくぅとおひるねをしてしまいます。さてその次にやってきたのは…。
さいごはおひるねから目覚めたロバさんがびっくりの展開に。まだ見ぬだれかのことを想像し、思いやる。どうぞが巡る、素晴らしい作品です。
1歳ごろになると、なぜかお子さんって「どうぞ」に没頭しますよね。どうぞ〜どうぞ〜がはじまったらぜひこの「どうぞのいす」を読んでさしあげてくださいね。
読み聞かせるなら1歳頃から。ひらがなだけですので、文字を読めるなら、3・4歳からひとりで読めます。