イタロ・カルヴィーノ 作 ・ 酒井 駒子 絵 ・ 関口 英子 訳 / BL出版
イタリアで読みつがれている昔話を、現代訳と絵本作家で再構成した絵本です。王さまに納める梨が足らず、空いたかごに入れられ宮殿に送られてしまったペリーナ。宮殿で召使いとして働くペリーナは仕事をよくこなし、誰からも好かれ、王子とも仲良しに。
しかし悪い噂によってペリーナは「宝物をもってこなければ中に入れない」と王様に言われてしまいます。ペリーナは一人はてしない冒険の旅にでかけるのですが・・・。
ペリーナや王子の愛らしさはもとより、旅の途中に登場する「髪の毛をむしる3人の女」、「待ち構えている3頭の番犬」、「血のように赤い水が流れる川」などおどろおどろしさの対比が物語の幅を広げています。
ペリーナの勇気と行動力により、読み終えたときには大きな冒険を終えた気持ちになる壮大なお話です。酒井駒子さんの描く大きなイラストがまた素晴らしく、テキストとイラストの両方が胸をつく一冊です。
ルビがふられているので年長さんくらいから読めますが、怖い場面もあるので最初は親子で読むのがおすすめです。
size: 291mm×218mm
ページ:40p