Shel Silverstein　著　・ 村上 春樹　訳　／　あすなろ書房 少年のことがだいすきな一本の木。 人間の一生よりも長く長く、静かに生きているその木と少年の物語。 少年も木とあそびますが、やがて欲しい物ができ、外の世界に気持ちが移り、都合の良いときだけ木に頼るようになるのです。 しかし、おおきな木はいつまでもいつまでも、少年のことを慈しみ愛し続けるのでした。 モノクロで線画なのに、いつ読んでも色褪せない不朽の名作。 1976年刊行の本田錦一郎翻訳版はすでに絶版になり、2010年に村上春樹翻訳にて復刊しました。 ページ数は多いですが、テキストがとても少ないので読むきかせにも。 小さなお子さんも、大人の方へもおすすめです。 お子さんへの入学祝いや卒業祝いなど、旅立ちのときの贈りものとしていいなあと思う一冊です。 size： 23×18cm 60P 初版2010年9月