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たてのひろし 作 なかの真実 絵 / 世界文化社
こちらは『ねことことり』に続く作品です。
『ねことことり』はねこ側の視点で物語が進みましたが『あおいことり』はその描かれなかったことりの目線でのお話になっています。
こぶしの枝が必要だったのは実は巣作りのため。でも森に本来あるはずのこぶしの木が全然見つからず、ことりはかすかな香りを辿ってねこの家にたどりついたのでした。
ことりは大きくなった子どもたちともにねこへの恩返しを考えます。
ねこは匂いを感じることができなかったので治すための薬草を探しに険しい山へと挑戦するのでした。
だれかのために自分ができることをする、持っているものを差し出す、といった共生の本来の形が絵本のなかで展開されていきます。
前作同様、なかの真実さんの筆致豊かな情景がとても美しく、秋のシーンや夕焼けのページなどはじっと見入ってしまいました。
さて、ところでなぜ森にはこぶしの木が見つからなくなってしまったのでしょうか。次回作で語られるのか、気になるところです。
size:A4変形
ページ:32p
◎前作『ねことことり』はこちら
https://yomogibooks.com/items/6aaa3a062f33ae2d085d27c6