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たてのひろし 作 なかの真実 絵 / 世界文化社
毎日運ばれてくるこぶしの枝をきれいに束ねるのがねこの仕事。
ねこはこぶしの枝を束ねた賃金をもらって暮らしています。
いつものようにねこが仕事をはじめると、きれいな歌声を響かせながら一羽の小鳥が窓辺にとまります。
ことり必死にはねこに細いこぶしの枝を7本だけ分けてほしいと願うのです。
ねこは1日1本ずつなら、と約束をし、毎日ことりがやってくるたびにお話をしてこぶしの枝を分けてあげました。ねこはことりの歌声をとても気に入っていました。
そして7日がすぎたころ。
ことりは姿を現さなくなり、ねこは元気をなくしていきます。
ことりは一体なんのために枝を集めていたのでしょうか。そしてその後どうしたのでしょうか・・
種の違う者同士のちいさな出会いが心を温める、思いやりと優しさの詰まったたてのひろしさんのお話に、なかの真実さんの緻密で叙情豊かな絵が絵本の世界を広げてくれます。ねこの家の間取りや家の間割の風景なども生活感があってじっくり没頭して眺めるのも楽しい一冊になっています。
size:A4変形
ページ:32p
◎続編『あおいことり』はこちら
https://yomogibooks.com/items/6aaa410a86426604a05d29e4