




ヴィルジニー・アラジディ カロリーヌ・ペリシェ 文
エマニュエル・チュクリエール 絵
カヒミ・カリィ 訳
おやすみ前の読み聞かせにぴったりの本があります。森の小さな生き物たちが、お母さんと一緒に静かな眠りを待ちます。絵本の中で母親から語られる子供への言葉は、おやすみ前のこどもたちひとりひとりにかけていただきたい深い愛情そのものです。
こどもに面と向かって言うのが恥ずかしいと思う言葉でも、この絵本を通して「あなたを愛していますよ」と伝えることができます。たとえ日中、子供のいたずらを叱ってギスギスした気持ちになっていたとしても、その気持ちごとまるごと掬とってくれる絵本です。
さぁ、もう おやすみなさい。
おかあさんは あなたの そばに いますよ。
たいようが しずんで、そして また のぼるまで。
この絵本はぜひ、読み聞かせしてあげてください。しずかな森の夜のお話ですので、お子さんが穏やかな気持ちで眠りにつけますよ。
動物たちに施された蛍光色のオレンジ色が、夜の森をことさらに照らしているようで他に類を見ない素晴らしい配色です。