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チェ・ヨンジュ 作・絵 矢部太郎 訳 / 玄光社
ある秋と冬の真夜中のこと、森のだれもが寝静まった頃、ひとり眠れずに困っていた子猫のモーは、星ではない”どこか笑っているような光”を窓の外に見つけます。消えてしまったその光を探すために、すぐさまマフラーを身に着けて冒険に出かけるモー。
行く先々で、モーを助けてくれる動物たちとの出会いがあります。ときには怒られることもあるけれど親切にモーに世の中のことや食事つを分けてくれる動物たちも。そしてどの動物たちはみな口を揃えて言うのです。「クマには気をつけてね」と。
さて、子猫のモーは”どこか笑っているような光”を無事に探し出すことができるのでしょうか…。
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どこかノスタルジックなイラストと愛おしいしぐさのモー。韓国の森はこんな風だろうか、と思わず思いを馳せてしまう一冊でもあります。
絵本のようであり、コミックのようでもあり、不思議なたたずまいなのも魅力です。
size:B6変型判
ページ;168p