




長田弘 著 / みすず書房
2015年5月に逝去した詩人・長田弘の晩年に記された散文詩。
没後5年となる2020年5月に刊行となった。
誰もが日常の中で何気なく忘れ、見落としてしまった景色をとらえ、
短い言葉で深い洞察を現しています。
ページをめくるたびにどきっとしたり、はっとさせられます。
知っているつもり、わかったふり、なんとなくな時間を過ごしていることの弱さに気づき、少し立ち止まって「これで良いのだろうか」と自問する時間を与えてくれる一冊です。
ご自分の人生の傍らに。
--------------------------------------
目次
夜の散文詩
図書館の木の椅子
静かな闇の向こう
ONE
一瞬は永遠よりも長い
街路樹の幻
--------------------------------------
size:四六判(188mm×128mm)
ページ数:88P