new






-
さかたきよこさんサイン入り
¥1,760
-
通常本
¥1,760
八百屋洋子 文 ・ さかたきよこ 絵 / BL出版
ブルガリアに伝わるむかしばなし。
ある王様が自分の大切にしている金のりんごがなる木から、ある日りんごがすべてなくなっていることを知り、3人の王子に夜ごと見張りをさせます。長男と次男の王子は途中寝てしまい見張りに失敗しますが、末っ子の王子だけは傷口に塩を塗って起き続けたところ、金の鳥がりんごをすべて持ち去ってることが判明します。それを知った王様は金の鳥が欲しくなり、3人の王子に捕まえてくるよう命じるのでした。
末っ子の王子が主人公ですが、決して完全なる善人でもなく、欲もあるし失敗もする。その失敗を教訓にして人生を切り開く物語ともいえますが、遠い異国の昔話という形で楽しむのが一番かもしれません。
さかたきよこさんの添える絵が、ブルガリアの昔話により魅力的な奥行きを与えています。第25回日本絵本賞受賞作品。
サイズ:30cm×22cm
ページ:40p
初版刊行:2018年12月