



飯島都陽子 著・絵 /山と渓谷社
魔女ときいて思い浮かぶことはなんだろうか。とんがった黒い帽子、長い鼻、ほうきで空をとぶ。匕ヒヒヒ、と謎のスープをかきまぜる…。一般的にはそういったイメージの魔女ですが、この本によると西洋に実在した魔女は、人間と自然の間に立つ存在だったようです。
失われてしまったであろう魔女の存在とその暮らしぶり。魔女の1年間を通して、自分の”魔女度”を知ることができるという一冊です。
1月から12月まで一月ごとに区切って、その時期に薬草として生える草花、その使用方法、お祭り、魔女のレシピ、豆知識等々が満載です。魔女といえど冬は瞑想しますし、あなたの生活に案外近いかもしれません。季節ごとに、自分の空気を入れ替えるように開きたい一冊です。